
10月22日の新聞に、道徳の教科化の記事が載りました。
それによると、中教審が、道徳を教科書を使い評価を行う正式な教科とするよう文科省大臣に答申したそうです。文科省は、それを受けて2018年度教科化を目指して、指導要領の改訂、教科書の検定基準の作成作業に入るそうです。なお評価は、文章で表記するそうです。
「愛国心」を評価する道徳に 第1次安倍内閣でが教育基本法を改悪し、「愛国心」を教育の目標に入れました。このもとで道徳が評価を伴う教科として教育活動に組み入れられれば、当然「愛国心」を育てる教材や題材が用いられ、政府の言う「愛国心」を持っているかどうかが評価されます。
まさに、戦前の修身と同じです。戦争できる国づくりをまた一歩進めることになってしまいます。
子どもの心は評価してはいけない また、本来心の中のことについて、評価していいのかという議論もあります。国が一つの基準を作れば、それは思想信条を統制することになります。戦前には儒教的な考えを修身で教え、「お国のために血を流す」ことが最大の美徳であるように子ども達は思わされて育ちました。そのことに反対したり、異なる意見を言うことが許されない状況でした。道徳で一つの価値を教え、評価するとは、そういう戦前の状態に戻すことに他なりません。そしてそのことは、子どもの健全な心の育成を阻むことになります。
子どもの未来と国の行く末を暗闇にする道徳教科化に反対します。
posted by kyoro at 18:46|
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安倍「教育再生」反対
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