文科省は、学校統廃合の基準を緩和したそうですが、学校の統廃合が進むことで、子どもと地域のつながりが薄れたり、地域そのものの荒廃が進むのではないかと危惧されています。
中日新聞では、1月20日付の1面コラムにてこの問題を指摘しています。
「(前略)文部科学省が公立小中学校の統廃合基準を59年ぶりに見直した。全校で6学級以下しかない小学校について自治体に対し統廃合の検討を促がしている。1学年に『い組』しかない学校(昔は学級の名称を『1,2,3・・』ではなく、『いろは・・』で言った学校が多かったそうです。ここでは『1学年に1クラスしかない学校』という意味です)やその地域の方々には心配の種であろう。少子化、過疎化が進む中、統廃合促進はやむを得ない部分もある。財政事情もある。あまりに同級生の少ない子どもも気の毒であるが、統廃合の結果、学校を失ってしまう地域のことが気にかかる。園児の遊ぶ声が『騒音』に聞こえる方もいるが、人口が減っている地域では、学校での元気な笑い声は未来への励みや期待であり、楽しみである。思いでも詰まった『宝』である。母校の小学校も現在1学年1学級。学校が消えれば、夕刻、山あいの町に響いた『七つの子』も消えるのか。そういう状況を地域の活性化とは誰も呼ばない。」
組合の機関紙を配布するために、豊田市の学校を回っていますが、ある山あいの小規模小学校の先生は、「こどもたちは輝いている。学力もすごい。振興会のテスト(三河部では共通のテストになっています)でもクラスの平均は98点ぐらいだ。先生たちは、学校中の子どもの名前を全部わかっている。本当に教育らしい教育をやっている。」と誇らしげに語ってくれました。
どうして統廃合する必要があるのでしょうか。
2015年01月26日
2014年10月23日
道徳教科化反対
10月22日の新聞に、道徳の教科化の記事が載りました。
それによると、中教審が、道徳を教科書を使い評価を行う正式な教科とするよう文科省大臣に答申したそうです。文科省は、それを受けて2018年度教科化を目指して、指導要領の改訂、教科書の検定基準の作成作業に入るそうです。なお評価は、文章で表記するそうです。
「愛国心」を評価する道徳に
第1次安倍内閣でが教育基本法を改悪し、「愛国心」を教育の目標に入れました。このもとで道徳が評価を伴う教科として教育活動に組み入れられれば、当然「愛国心」を育てる教材や題材が用いられ、政府の言う「愛国心」を持っているかどうかが評価されます。
まさに、戦前の修身と同じです。戦争できる国づくりをまた一歩進めることになってしまいます。
子どもの心は評価してはいけない
また、本来心の中のことについて、評価していいのかという議論もあります。国が一つの基準を作れば、それは思想信条を統制することになります。戦前には儒教的な考えを修身で教え、「お国のために血を流す」ことが最大の美徳であるように子ども達は思わされて育ちました。そのことに反対したり、異なる意見を言うことが許されない状況でした。道徳で一つの価値を教え、評価するとは、そういう戦前の状態に戻すことに他なりません。そしてそのことは、子どもの健全な心の育成を阻むことになります。
子どもの未来と国の行く末を暗闇にする道徳教科化に反対します。
2014年06月08日
教育委員会制度の公聴会
2014年06月02日
2014年06月01日
6.1教育委員会制度改悪に反対する県民集会
集会は、名古屋市教育センターで行われました。
200〜300人の人が集まりました。
はじめに、中嶋哲彦さんが講演をしました。
中嶋哲彦さんは、前に犬山市の教育委員をやっていて、そのときに全国学力テストを唯一実施しなかった自治体の教育委員として注目を集めた人です。
講演する中嶋哲彦氏
その時々の市長、町長、村長の考えで教育が変わってしまう
中嶋氏は今回の法改正のの問題点として、「首長主導型教育行政制度への変換」をあげました。現在ある教育委員長をなくし、教育長だけとして、その教育長を行政の長が決めるというものです。
また、教育委員会は、行政の長が定める「教育大綱」を尊重しなければなりません。教育委員会がその内容に反対でも行政の長が盛り込んだ内容は、尊重しなければならないのです。
さらに、行政と教育委員会が協議する「教育総合会議」は、行政の長が必要と思ったときには、いつでも協議を行い、随時、教育への介入ができる仕組みになっています。
ワンマン教育長が当たり前に
次に、教育委員会内部でも教育委員の中で教育長の権限が強まり、ワンマン教育長が今以上に増えることを指摘しました。常勤である教育長を他の教育委員が指揮、監督をしていたこれまでの制度を変え、教育長がこれまでの教育委員長と教育長の権限を併せ持つことになったのです。犬山市でも実際に教育長を指揮、監督した経緯があり、この制度の重要さを指摘しました。この制度がなくなることで、行政の意のままになるワンマン教育長ができ、結局行政の意向がストレートに教育に反映されることになります。
中央集権的教育行政に
文部科学省の意向を参考にすること。改正案には、「教育大綱」を決める際には、文部科学省が決める「教育計画」を参考にすることをしっかり盛り込んでいます。そして、国の計画を実行しない自治体には予算をつけないという手段で統制しようとしています。国が地方自治体に介入できるように、「是正指示」「是正要求」という制度を設け、特に文部科学大臣が「教育を受ける権利が侵害されている」と判断すれば、いつでも「是正要求」ができるようになっています。(ただし、今回は公明党等の反対で見送るとしているようです)
なぜ?その狙いは?
教育委員会制度改悪のねらいはどこにあるのか。中嶋氏は次のように語りました。
再分配型教育制度から資本蓄積型教育制度への転換
ちょっと言葉としては、難しいのですが、ようするに、教育を国民の権利として理解し、教育を公費で行うという憲法の原則をくずし、大企業が求める人材育成としての教育すなわち、エリート育成には大金をつぎ込むが国民の教育には金を出さない教育だと。
その問題の焦眉の問題として「学校統廃合問題」を示し、佐賀県では一方でエリート育成高校をつくりながら県立高校は高校生が集まらないなどの理由で統廃合しようとしていると批判しました。
元犬山市長 石田氏
特別発言として元犬山市長の石田氏が発言しました。彼は短い言葉の中に多くの示唆にとんだ発言をしました。
・現場の教師のやる気を引き出すのが教育委員会の仕事
・現在の教育委員会制度が戦争の反省から生まれたという原点に返るべきだ。戦後の民主教育を現実のものとして支えているのが教育委員会制度だ。
・「日本を取り戻す」というが、取り戻す日本は戦前の日本だ。
・「犬山の教育は犬山の手で」は、私には感触があった。
・経済大国は軍事大国になりやすい。
・教員は政治的信念を持つべきであり、また子どもに語るべきである。
畦地議長が集会決議を発表
この後、愛労連議長の榑松氏、愛高教の笹山委員長が発言し、愛教労の畦地議長が集会決議を読み上げました。

決議文を読む畦地議長
200〜300人の人が集まりました。
はじめに、中嶋哲彦さんが講演をしました。
中嶋哲彦さんは、前に犬山市の教育委員をやっていて、そのときに全国学力テストを唯一実施しなかった自治体の教育委員として注目を集めた人です。
講演する中嶋哲彦氏
その時々の市長、町長、村長の考えで教育が変わってしまう
中嶋氏は今回の法改正のの問題点として、「首長主導型教育行政制度への変換」をあげました。現在ある教育委員長をなくし、教育長だけとして、その教育長を行政の長が決めるというものです。
また、教育委員会は、行政の長が定める「教育大綱」を尊重しなければなりません。教育委員会がその内容に反対でも行政の長が盛り込んだ内容は、尊重しなければならないのです。
さらに、行政と教育委員会が協議する「教育総合会議」は、行政の長が必要と思ったときには、いつでも協議を行い、随時、教育への介入ができる仕組みになっています。
ワンマン教育長が当たり前に
次に、教育委員会内部でも教育委員の中で教育長の権限が強まり、ワンマン教育長が今以上に増えることを指摘しました。常勤である教育長を他の教育委員が指揮、監督をしていたこれまでの制度を変え、教育長がこれまでの教育委員長と教育長の権限を併せ持つことになったのです。犬山市でも実際に教育長を指揮、監督した経緯があり、この制度の重要さを指摘しました。この制度がなくなることで、行政の意のままになるワンマン教育長ができ、結局行政の意向がストレートに教育に反映されることになります。
中央集権的教育行政に
文部科学省の意向を参考にすること。改正案には、「教育大綱」を決める際には、文部科学省が決める「教育計画」を参考にすることをしっかり盛り込んでいます。そして、国の計画を実行しない自治体には予算をつけないという手段で統制しようとしています。国が地方自治体に介入できるように、「是正指示」「是正要求」という制度を設け、特に文部科学大臣が「教育を受ける権利が侵害されている」と判断すれば、いつでも「是正要求」ができるようになっています。(ただし、今回は公明党等の反対で見送るとしているようです)
なぜ?その狙いは?
教育委員会制度改悪のねらいはどこにあるのか。中嶋氏は次のように語りました。
再分配型教育制度から資本蓄積型教育制度への転換
ちょっと言葉としては、難しいのですが、ようするに、教育を国民の権利として理解し、教育を公費で行うという憲法の原則をくずし、大企業が求める人材育成としての教育すなわち、エリート育成には大金をつぎ込むが国民の教育には金を出さない教育だと。
その問題の焦眉の問題として「学校統廃合問題」を示し、佐賀県では一方でエリート育成高校をつくりながら県立高校は高校生が集まらないなどの理由で統廃合しようとしていると批判しました。
元犬山市長 石田氏
特別発言として元犬山市長の石田氏が発言しました。彼は短い言葉の中に多くの示唆にとんだ発言をしました。
・現場の教師のやる気を引き出すのが教育委員会の仕事
・現在の教育委員会制度が戦争の反省から生まれたという原点に返るべきだ。戦後の民主教育を現実のものとして支えているのが教育委員会制度だ。
・「日本を取り戻す」というが、取り戻す日本は戦前の日本だ。
・「犬山の教育は犬山の手で」は、私には感触があった。
・経済大国は軍事大国になりやすい。
・教員は政治的信念を持つべきであり、また子どもに語るべきである。
畦地議長が集会決議を発表
この後、愛労連議長の榑松氏、愛高教の笹山委員長が発言し、愛教労の畦地議長が集会決議を読み上げました。
決議文を読む畦地議長
2014年05月22日
6月1日 教育委員会制度改悪に反対する県民集会
今、子どもと教育が危ない
安倍政権は、「戦争する国」づくりを支える「人材」を育成するために、国が教育に介入できるよう教育委員会制度を改悪しようとしています。このままでは「いつか来た道」へ歴史を逆戻りさせることになります。
子どもたちを再び戦場へ送ることのないよう、教育委員会制度改悪に反対しましょう。
6.1 県民集会
午後2時から
名古屋市教育センター(名鉄「神宮前」南へ徒歩5分、地下鉄「伝馬町」2番出口より北東へ徒歩5分)
中嶋哲彦さんの講演
教育委員経験者の話
入場無料
61県民集会チラシ.pdf

