10月26日(日)、愛教労教育の集いが開かれました。

あいさつする愛教労畦地議長
午前中は、「いじめに苦しむ子を支える いじめ解決を子どもの学びにする」という演題で、元中学校教師、宮下聡氏の講演を聞きました。

講演する宮下氏
いじめに苦しむ子を支える いじめ解決を子どもの学びにする 宮下氏は、いじめの対応として、普段行われている「いじめの発生→被害生徒などに事実確認→加害生徒を読んで説諭→保護者家庭に連絡→被害者に謝罪・約束・和解」のパターンについて、それでは、いじめはなくならない、むしろモンスター化していくと指導のあり方を問いました。
そして、@加害者A加害者と共犯者の集団B被害者C傍観者といういわゆる、いじめの4層構造について、更に詳しくみていくと、D傍観者の中に被害者の共感者が存在すること、さらにE子どもたちに影響を与えるすべてのものを問題にすべきであると指摘しました。そして、この6層構造として見ることが大切であると訴えました。
宮下氏は、自身の指導の中から実際に被害者の生徒の共感者をつくり、いじめの傍観者から当事者としての意識を育ててきました。また、問題があるたびに「38人の一歩」という通信を発行し、子ども、保護者の共通認識を作ってきました。
そして、いじめの行為そのものをなくすことも大事であるが、そのわけ、いじめるわけを追求することの大切さを訴えられました。
最後に「鉄腕アトム」と「鉄人28号」のお話から、子どもを国家や企業の道具として見る(鉄人28号)のではなく、愛の対象として見る(鉄腕アトム)ことの重要さを訴えられました。
分科会 午後は、6つの分科会に分かれそれぞれ実践の交流を行いました。
@小学校低学年分科会
A小学校中学年分科会
B小学校高学年分科会
C中学校分科会
D障がい児教育分科会
E平和教育分科会
三河教労からは、低学年分科会、高学年分科会にレポートを提出し、高学年分科会での司会を務めました。
posted by kyoro at 14:41|
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愛教労
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